とうざい

とうざい
I
とうざい【東西】
※一※ (名)
(1)東と西。 また, 東洋と西洋, 東側諸国と西側諸国, 関東と関西など。
南北
「川は町の中央を~に流れている」「人の気持ちは洋の~を問わない」「古今~」
(2)方角。 転じて, 世間の事柄。
→ 東西を失う
→ 東西を弁ぜず
(3)もと中国の俗語で, 物品または金銭の称。
(4)東や西。 四方。 あちこち。

「~に鞭をあげ, 駒をはやめて行く程に/平家 9」「ただ袖をとらへて~せさせず乞ひ取りて持てこ/枕草子 82」

※二※ (感)
「東西東西」に同じ。

「~!お目通に控へさせましたるは, 当座の太夫元滝の白糸に御座りまする/義血侠血(鏡花)」

~暮・れる
「東西を失う」に同じ。

「兼房は焔にむせび, ~・れてありけるが/義経記 8」

~知らず
「東西を弁ぜず」に同じ。

「みだり心地, ~ず侍りて/宇津保(国譲上)」

~南北((トウザイナンボク))の人
〔礼記(檀弓上)〕
諸方をさまよい, 住む所が定まらない人。 放浪者。
~を失・う
東も西もわからなくなる。 途方に暮れる。

「広き野に出で道に迷ひて, ~・ひて/今昔 17」

~を弁(ベン)ぜず
西も東もわからない。 物事を判断する能力が全くない。 東西をわきまえず。 東西を知らず。
II
とうざい【盗罪】
盗みの罪。 盗犯。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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